JR総武本線の南酒々井駅(2021年5月)。
LANDSCAPE / PEOPLE / SAKE
駅を呼び、
酒樽を運んだ蔵。
「酒の井戸」が名の由来という町で、
元禄から続く酒造りです。
元禄から続く酒造りです。
01土地を知る
酒の湧く井戸の、
伝説の町。
蔵があるのは千葉県印旛郡酒々井町馬橋。公式サイトでは、酒々井は文字どおり「酒の井戸」が由来の町で、酒という文字がつく町は日本で2つしかないと紹介されています。円福院神宮寺の境内には「酒の井」の碑があり、江戸時代後期の『下総名勝図絵』にも「盃の井」として記されているそうです。
1925年(大正14年)には、飯沼喜一郎が鉄道に土地を提供して南酒々井駅を誘致しました。駅から蔵まではトロッコを引き、酒樽を運んでいたといいます。表紙はその南酒々井駅です。
旅のメモ
駅までのトロッコの跡は、
今はもう残っていない。
02造り手に出会う
KINOENE / GENROKU ERA
奉納の酒から、
商いの酒へ。
飯沼本家はもともと農業と林業を営み、元禄年間に江戸幕府から神社仏閣に奉納する酒を造る許可を得て、酒造りを始めました。商売として酒を造る正式な酒屋になったのは、江戸末期のことです。
1938年(昭和13年)に精米機を導入し、以来、自家精米を続けています。2023年(令和5年)4月には、代表銘柄の「甲子正宗」を「甲子 -Kinoene-」に改めました。
公式・飯沼本家の歴史を読む ↗蔵の歩みをひらく
- 江戸・元禄年間:江戸幕府から神社仏閣に奉納する酒を造る許可を得て、酒造りを始める。
- 1925年(大正14年):飯沼喜一郎が土地を提供し、南酒々井駅を誘致。
- 1938年(昭和13年):精米機を導入。以来、自家精米を続ける。
- 2023年(令和5年)4月:代表銘柄「甲子正宗」を「甲子 -Kinoene-」に改める。
純米大吟醸
甲子 純米大吟醸 山田錦50
山田錦を50%まで磨いた純米大吟醸。
50%精米歩合
精米歩合と原料米は、公式オンラインストアの商品ページに掲載されているものです。50%まで磨いた白米と米こうじだけで、低温でじっくり発酵させて醸したと紹介されています。Kura Master 2021・2022では、純米大吟醸酒部門でプラチナ賞を受賞しました。
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