ペールエールから、
色の濃いほうへ。
琥珀色のエールです。
麦芽のカラメルと、
ホップのバランス。
BJCPの2021年版ガイドラインは、アメリカンアンバーエールを「琥珀色でホップが効いた、中程度の強さのアメリカのクラフトビールで、カラメルのような麦芽の風味がある」と説明しています。バランスは幅が広く、かなり麦芽寄りのものから、ホップを攻撃的に効かせたものまであるそうです。
色は濃い琥珀色から銅色がかった茶色で、赤みを帯びることもあるとされています。BAのガイドラインでは、「アメリカン・スタイル・アンバー/レッドエール」という名前で載っています。
BJCPのアメリカンアンバーエールの説明を読む(英語) ↗淡色と褐色のあいだの、
琥珀色。
1983年、
レッドエールと呼ばれた。
BJCPによると、アメリカンアンバーエールは、アメリカンペールエールの変化形として生まれた現代アメリカのクラフトビールのスタイルです。1983年に初めて造られたメンドシーノのレッドテイルエールは、地域でレッドエールとして知られ、ダブルレッドやレッドIPAなど、ホップが効いてカラメルの香るビールの先駆けになったと紹介されています。
表紙は、BJCPがこのスタイルの市販例のひとつに挙げる「ブーント・アンバーエール」の造り手、カリフォルニア州ブーンビルのアンダーソン・バレー・ブルーイングです。
はじめに甘み、
つづいてカラメル。
BJCPは、麦芽の風味は中程度から強く、はじめに麦芽の甘みがあり、そのあとに中程度のカラメルの風味、少しトーストやビスケットのような風味が続くことが多いとしています。濃色の麦芽や焙煎の風味はなく、苦味は中程度からやや高め。ホップの香りは柑橘系が一般的ですが、必須ではないそうです。
ただし、これはスタイルの一般的な傾向です。麦芽寄りかホップ寄りかでまったく違う印象になることもあります。「アンバーエールだから必ずこうなる」とは言えません。
ペールエールと、
ブラウンエールのあいだ。
BJCPは、アメリカンアンバーエールをアメリカンペールエールより色が濃く、カラメルの風味とボディがあり、苦味のバランスは控えめなものとしています。レッドIPAよりアルコールや苦味、ホップの個性は控えめで、アメリカンブラウンエールよりチョコレートや濃いカラメルの風味は少ないそうです。
BAのガイドラインには、名前に「アンバー」がつくラガーのスタイルも別にあります。スタンプでは、スタイル欄の「アンバーエール」「Amber Ale」「アンバー」を入門カードの「アンバーエール」として数えます。
アンバーエール
色と数字を、見てみる
次の一杯で、注目すると面白いこと。
BAの2026年版ガイドラインでは、アメリカン・スタイル・アンバー/レッドエールのアルコール分を4.4〜6.1%、苦味の目安であるIBUを25〜45としています。BJCPは4.5〜6.2%、IBUは25〜40です。同じ日にペールエールとアンバーエールを飲み比べると、色とカラメルの風味の違いがわかりやすくなります。
BAのビアスタイル・ガイドラインを見る(英語・PDF) ↗