天のない、酒造り。

瓦屋根の大きな屋敷の門構えと、背後の緑の山写真:663highland / CC BY 2.5(トリミング)
一杯から、旅に出る。 · VOL. 54

鳥取県 智頭

天のない、
酒造り。

鳥取・智頭宿、安政6年創業。

鳥取県智頭町の石谷家住宅(2015年4月)。
LANDSCAPE / PEOPLE / SAKE

これで完成、
ということはない。

智頭宿の蔵に受け継がれる、
もと杜氏の言葉です。
01土地を知る

藩主が最初に泊まる、
宿場町。

蔵があるのは鳥取県八頭郡智頭町。智頭は参勤交代で鳥取藩主が最初に泊まる宿場町で、蔵はもともと智頭宿で旅館を営んでいたと公式サイトは紹介しています。智頭町は、鳥取砂丘へ砂を運んだ千代川の源流近くにあり、古くから良質の杉材を産出する林業の町として知られています。

仕込みには、千代川の伏流水を自家井戸から汲み上げ、一切手を加えずに使います。全硬度2度前後の軟水だそうです。表紙は、同じ智頭町にある石谷家住宅です。

旅のメモ

お燗の温度は、
上燗を基本に。

02造り手に出会う

SUWAIZUMI / SINCE 1859

諏訪神社の名を、
酒に。

1859年(安政6年)創業。創業家は南條家で、初代は南條与兵衛。「諏訪泉」の銘は、蔵の裏手にある諏訪神社からいただいたといいます。太平洋戦争後は「諏訪娘」の銘柄を使い、1966年(昭和41年)に諏訪娘酒造場と八上姫酒造が合併して、諏訪酒造株式会社が設立されました。

「天のない酒造り」は、長年蔵で杜氏を勤めた鳴川喜三さんの言葉。酒造りに天、つまりこれで完成ということはない、という意味で、尾瀬あきらさんの漫画「夏子の酒」でも使われた言葉だと紹介されています。

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蔵の歩みをひらく
  1. 1859年(安政6年):創業。創業家は南條家、初代は南條与兵衛。創業当時の酒銘は「諏訪泉」。
  2. 太平洋戦争後:「諏訪娘」の銘柄を使う。
  3. 1966年(昭和41年)10月1日:諏訪娘酒造場と八上姫酒造が合併し、諏訪酒造株式会社を設立。
03 / この一杯を知る

純米大吟醸

諏訪泉 純米大吟醸 鵬ゴールド

山田錦を40%まで磨き、3年熟成させた純米大吟醸。

40%精米歩合
3年熟成期間

数値は公式オンラインショップの商品ページに掲載されているものです。原料米は兵庫県産と鳥取県産の山田錦、アルコール度は16%〜17%。純米大吟醸ですが、お燗は42°Cくらいのややぬるめがおいしいと案内されています。

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いつか、現地へ。

一杯の旅を、
本当の旅に。

智頭町智頭の地図をひらく ↗蔵のある智頭町智頭を検索します。表紙の石谷家住宅とは別の場所です。
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