最南端の酒が、島を渡る。

草地の向こうにそびえる、緑に覆われた山写真:Kugel / CC BY-SA 4.0(トリミング)
一杯から、旅に出る。 · VOL. 60

沖縄県 うるま/石垣島

最南端の酒が、
島を渡る。

沖縄唯一の清酒蔵、泰石酒造のいま。

南東から望む、石垣島の於茂登岳(2019年12月)。
LANDSCAPE / PEOPLE / SAKE

半世紀を越えた沖縄の清酒が、
次の島へ。

うるま市で造られてきた「黎明」と、
移転を決めた蔵の話です。
01土地を知る

うるま市で、
1967年から。

泰石酒造は、1952年に安田家が創業した酒造メーカーです。うるま市観光物産協会の紹介(2021年7月)によると、1967年から清酒造りを始め、日本最南端・沖縄県で唯一の日本酒の酒造所として清酒「黎明」を造ってきました。蔵はうるま市字平良川にありました。

同じ紹介では、黎明は半世紀以上にわたって県民に愛され続け、観光土産として県外や海外の観光客にも人気のお酒とされています。

旅のメモ

石垣島の水と米で、
もう一度。

02造り手に出会う

REIMEI / SINCE 1967

事業を引き継ぎ、
石垣島へ。

2024年2月、酒類を扱う南島酒販が泰石酒造を子会社化したと発表しました。泰石酒造は石垣島へ移転し、石垣島の泡盛メーカー・請福酒造の協力を得て清酒造りに挑む予定です。建物も製造設備も新設するため製造再開までは2年ほど休業するとされ、2024年3月末をもって製造販売をいったん休止しました。

請福酒造は同じ日、石垣島は県内最高峰の於茂登岳があって水資源が豊富で、県内稲作面積の半分以上を有する島だと紹介し、石垣島の水と米のテロワールを生かして沖縄の日本酒を提供していくと発表しています。2026年2月には、南島酒販が日本酒蔵の建設を対象とする補助金の交付決定を公表しました(補助事業の完了日は2027年3月31日)。表紙は、その於茂登岳です。

南島酒販・泰石酒造のM&Aについてを読む ↗
蔵の歩みをひらく
  1. 1952年:安田家が創業。
  2. 1967年:清酒造りを始める。
  3. 2024年2月:南島酒販が子会社化。請福酒造の協力を得て石垣島へ移転し、清酒造りに挑む予定と発表。
  4. 2024年3月末:製造販売をいったん休止し、移転準備に入る。
  5. 2026年2月:南島酒販が、日本酒蔵の建設を対象とする補助金の交付決定を公表(補助事業の完了日は2027年3月31日)。
03 / この一杯を知る

清酒

黎明

1967年から造られてきた、沖縄の清酒。

1967年清酒造りを始めた年

うるま市観光物産協会の紹介(2021年7月)では、日本酒独特のほんのりした甘い香りで、キリッとした辛口の味わいとされています。南島酒販は2024年2月、3月末で製造販売をいったん休止するため、販売できる商品は在庫限りになると案内していました。

うるま市観光物産協会の紹介を読む ↗
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いつか、現地へ。

一杯の旅を、
本当の旅に。

石垣島の地図をひらく ↗移転先として発表された石垣島を検索します。新しい蔵の所在地は、今回確認できていません。
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