代表産地 ロワール
川の谷あいに、
畑がひろがる。
シュナン・ブランという、ぶどうの話。
辛口も甘口も、
泡もつくる。
そんなぶどうの話です。
サヴァニャンの、
子どもにあたる。
シュナン・ブランの親の片方は「サヴァニャン」(トラミネールと同じ品種)です。VIVCにこの親子関係が遺伝マーカーで確認済みとして登録されており、もう片方の親は不明とされています。原産国はフランス、果皮の色は白です。
親が同じでも、生まれた品種の性質は大きく変わります。名前の似ていない品種どうしが、たどってみると近い間柄だった、ということが起こります。
VIVCの品種データを見る(CHENIN BLANC) ↗ひとつの品種に、
いくつもの仕立て。
ロワール川と、
その支流沿いに。
代表的な産地として知られるのは、フランス・ロワール地方です。表紙の写真は、ロワール川の支流であるレイヨン川の谷を写したものです。
南アフリカなどでも広く栽培されています。同じ品種でも、涼しい土地と暖かい土地では育ち方が変わります。ラベルの産地表示は、その違いを想像する手がかりです。
ひとことでは、
言いにくい品種。
シュナン・ブランは、酸がしっかり残りやすい品種として説明されます。その酸を生かして、辛口にも甘口にも、また泡のあるワインにも仕上げられます。
つまり「シュナン・ブランだからこういう味」とは言いにくい品種です。これは一般的な傾向の話であって、手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのがいちばん確かです。
同じ畑から、
三つの姿へ。
同じ畑のぶどうから、辛口の白も、甘口の白も、スパークリングもつくられることがあります。どこまで糖を残すか、泡を入れるか。その選択で、届く姿はまったく変わります。
ラベルに「sec(辛口)」「demi-sec」「moelleux」といった言葉が書かれていることがあります。開ける前にそこを見ておくと、予想が立てやすくなります。
シュナン・ブラン
ラベルを、もう一度見る
次の一杯で、注目すると面白いこと。
辛口か甘口か、泡はあるか。産地はロワールか、別の国か。同じシュナン・ブランでも、そこが違えばまったく違う一本になります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。
VIVCの品種データを見る ↗