ブルゴーニュの南の丘へ。

ボージョレ地方の丘陵に広がるぶどう畑と、雲の多い空写真:karaian / CC BY 2.0(トリミング)
ぶどうを知る。 · GRAPE 12

代表産地 ボージョレ

ブルゴーニュの
南の丘へ。

ガメイという、ぶどうの話。

フランス・ボージョレ地方の風景(2009年8月)。この品種の代表産地の風景で、記録した一本がこの畑で造られたことを示すものではありません。
GRAPE / PLACE / GLASS

シャルドネと、
同じ両親から。

ピノとグーエ・ブラン。
白の人気品種と兄弟にあたる黒ぶどうです。
01どんな品種か

ピノと、
グーエ・ブランの子。

ガメイ(VIVCでの正式名はガメイ・ノワール)の親は、「ホイニッシュ・ヴァイス」とピノ・ノワールです。VIVCには、この組み合わせが遺伝マーカーで確認済みとして登録されています。原産国はフランス、果皮の色は黒です。

ホイニッシュ・ヴァイスは、フランスで「グーエ・ブラン」と呼ばれてきた品種と同じものです。1999年にカリフォルニア大学デービス校が報告した研究でも、ピノとグーエ・ブランのあいだからシャルドネやガメイが生まれたことが示されています。

VIVCの品種データを見る(GAMAY NOIR) ↗
旅のメモ

同じ両親から、
白と赤の品種が生まれた。

02代表的な産地

ブルゴーニュの南、
ローヌ渓谷の北。

代表的な産地として知られるのは、フランスのボージョレ地方です。表紙の写真の説明によると、ボージョレはブルゴーニュの南、ローヌ渓谷の北にある産地です。

その年のぶどうで造る新酒でも知られる産地ですが、ボージョレのワインがすべて新酒というわけではありません。ラベルの表示を見ると、どのタイプかがわかります。

03味わいの傾向

軽やかで、
果実の香り、と言われる。

ガメイは、渋みがおだやかで、果実の香りが感じられる軽やかな赤ワインになりやすい品種として説明されることがよくあります。

ただし、これは品種の一般的な傾向です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「ガメイだから必ず軽い」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。

04造りで変わるところ

すぐ飲む一本と、
村の名前の一本。

早い時期に飲むことを前提にした新酒もあれば、村の名前を掲げて造られるワインもあります。同じガメイでも、造り手のねらいによって仕上がりは大きく変わります。

ラベルに村の名前が書かれているかどうかは、ボージョレのワインを見分けるときのひとつの手がかりです。

05 / 次の一杯で

ガメイ

ラベルを、もう一度見る

次の一杯で、注目すると面白いこと。

2品種ホイニッシュ・ヴァイス(グーエ・ブラン)とピノ
フランスVIVCの原産国

新酒か、そうでないか。産地はボージョレか、別の土地か。村の名前は書かれているか。同じガメイでも、そこが違えば印象は変わります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。

VIVCの品種データを見る ↗
ほかの記事を読む