代表産地 南ローヌ・スペイン
丸い石の畑と、
乾きに強い品種。
グルナッシュ/ガルナッチャという、ぶどうの話。
スペインから、
中世にフランスへ。
古い黒ぶどうの話です。
古くからある、
スペインの黒ぶどう。
グルナッシュは、VIVCでは「ガルナッチャ・ティンタ」の名で、スペイン原産の黒ぶどうとして登録されています。親の組み合わせは登録されていません。
フランスの「グルナッシュ」や、サルデーニャで使われる「カンノナウ」なども、同じ品種の別名として扱われています。OIVは、中世にスペインからフランスへ伝わったと考えられている古い品種だと説明しています。
VIVCの品種データを見る(GARNACHA TINTA) ↗乾いた土地に、
強く根を張る。
フランスとスペインで、
9割近く。
OIVの資料によると、2015年の世界の栽培面積は16万3千ヘクタールで、その87%をフランスとスペインが占めています。フランスでは、メルロー、ユニ・ブランと並んで、国内のぶどう畑の3分の1を占める3品種のひとつでした。
代表的な産地として知られるのは、フランスの南ローヌやスペインです。表紙の写真は、南ローヌのシャトーヌフ・デュ・パプで、大きな丸石が畑一面に転がるようすを写したものです。
乾きに強く、
よく育つ。
OIVはガルナッチャ(グルナッシュ)を、樹勢がとても強く、干ばつにきわめて強い品種と説明しています。ワインとしては、果実味のある赤ワインやロゼになりやすい品種として語られます。
ただし、これは品種の一般的な傾向です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「グルナッシュだから必ずこうなる」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。
合わせる品種で、
表情が変わる。
南ローヌでは、シラーなど複数の品種と合わせる造りが知られています。単一品種で仕上げたものもあれば、ロゼに仕立てられることもあります。
ラベルの表記が「グルナッシュ」か「ガルナッチャ」かは、フランスの造りかスペインの造りかをたどる手がかりになります。
グルナッシュ/ガルナッチャ
ラベルを、もう一度見る
次の一杯で、注目すると面白いこと。
表記は「グルナッシュ」か「ガルナッチャ」か。赤か、ロゼか。単一品種か、ほかの品種と合わせているか。同じぶどうでも、そこが違えば印象は変わります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。
VIVCの品種データを見る ↗