カベルネの相方、
だけではなく。
親の代からたどってみます。
カベルネ・フランと、
忘れられた品種の子。
メルローの親は、「マグドレーヌ・ノワール・デ・シャラント」とカベルネ・フランです。ぶどう品種の国際データベースVIVC(Vitis International Variety Catalogue)には、この組み合わせが遺伝マーカーで確認済みとして登録されています。原産国はフランスです。
カベルネ・ソーヴィニヨンもカベルネ・フランを親のひとつに持ちます。ボルドーでよく一緒にブレンドされる二つの品種は、片親を共有する間柄ということになります。
VIVCの品種データを見る(MERLOT NOIR) ↗親をたどると、
隣の品種とつながる。
ドルドーニュ川の、
右側の丘で。
代表的な産地として知られるのは、ボルドーの右岸です。表紙の写真は、その中心のひとつであるサンテミリオンの町と、まわりに広がる畑を写したものです。
今では世界各地で栽培されています。同じ品種でも、土壌の水はけや気温、収穫の時期によって育ち方は変わります。ラベルの産地表示は、その違いを想像するための手がかりです。
やわらかい、
と言われるけれど。
メルローは、カベルネ・ソーヴィニヨンと比べてやわらかい口当たりの赤ワインになりやすい品種として説明されることがよくあります。
ただし、これは品種の一般的な傾向です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「メルローだから必ず飲みやすい」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。
単一か、
ブレンドか。
メルローだけで仕上げるか、カベルネ・ソーヴィニヨンやカベルネ・フランと合わせるか。合わせるなら、その比率はどれくらいか。同じぶどうでも、造り方によって届く姿は変わります。
ラベルに品種が書かれていないボルドーのワインでも、右岸か左岸かという産地の表示が、使われている品種を推し量る手がかりになることがあります。
メルロー
ラベルを、もう一度見る
次の一杯で、注目すると面白いこと。
産地は右岸か、それとも別の国か。単一品種か、ブレンドか。ブレンドなら比率の記載はあるか。同じメルローでも、そこが違えば印象は変わります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。
VIVCの品種データを見る ↗