「グリ」も「グリージョ」も、
灰色という意味。
同じ品種です。
ピノ・ノワールの、
色の変わり種。
ピノ・グリは、ピノ・ノワールの突然変異として生まれた品種です。VIVCには、この由来が遺伝マーカーで確認済みとして登録されています。原産国はフランス、果皮の色は「グリ(灰色)」とされています。
イタリアの「ピノ・グリージョ」も、同じ品種の別名としてVIVCに登録されています。乾杯ログのスタンプでも、ピノ・グリとピノ・グリージョは同じ品種として数えています。
VIVCの品種データを見る(PINOT GRIS) ↗色が変わると、
呼び名も旅も変わる。
イタリアで、
面積を増やした品種。
OIVが2017年にまとめた資料によると、2015年のイタリアでのピノ・グリの栽培面積は約2万5千ヘクタール。国全体のぶどう畑が15年でおよそ2割減るなか、面積を増やした品種としてグレーラ(+24%)とピノ・グリ(+34%)が挙げられています。
フランスのアルザス地方でも知られる品種です。表紙の写真は、米国オレゴン州のぶどう畑で撮影されたピノ・グリの房で、この品種がヨーロッパの外でも育てられていることを示す一枚です。
同じ品種で、
軽くも、ふくよかにも。
ピノ・グリの白ワインは、産地や造りによって印象の幅が大きい品種として説明されます。イタリアの「ピノ・グリージョ」は軽やかなスタイルで、アルザスのものはふくよかなスタイルで語られることがあります。
ただし、これは品種の一般的な傾向です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「ピノ・グリージョだから必ず軽い」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。
果皮の色が、
ワインに映ることも。
果皮に色があるため、果汁と皮をどのくらい触れさせるかで、ワインの色合いが変わることがあります。ほんのり色づいたものに出会うこともあります。
ラベルの表記が「ピノ・グリ」か「ピノ・グリージョ」かは、造り手がどちらの産地のスタイルを意識しているかを想像する手がかりになることがあります。
ピノ・グリ/ピノ・グリージョ
ラベルを、もう一度見る
次の一杯で、注目すると面白いこと。
表記は「ピノ・グリ」か「ピノ・グリージョ」か。産地はイタリアか、アルザスか、別の国か。色合いはどうか。同じ品種でも、そこが違えば印象は変わります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。
VIVCの品種データを見る ↗