畑が変われば、
名前も変わる。
そんな土地のぶどうです。
たくさんの品種の、
親でもある。
ピノは古くから知られる品種で、多くの品種の親にあたります。1999年にカリフォルニア大学デービス校が報告した研究では、ピノと「グーエ・ブラン」のあいだからシャルドネやガメイなど16の品種が生まれたことが示されました。
生まれた子の名前のほうが有名な場合もあります。ラベルでよく見かける品種をたどっていくと、この古い親に行きあたることがあります。
親子関係の研究を読む(UC Davis) ↗畑の名前を、
ひとつ覚えて帰ろう。
斜面のどこか、
という単位で。
代表的な産地として知られるのはフランス・ブルゴーニュです。表紙の写真は、その中心部にあるヴォーヌ・ロマネ周辺の畑を写したものです。
この土地では、斜面の小さな区画ごとに名前がつけられ、その名前がそのままラベルに載ります。同じ村でも区画が違えば別のワインとして扱われます。産地の表示がとても細かいのは、そのためです。
繊細と言われる、
その理由。
ピノ・ノワールは果皮が薄い品種で、色が淡めの赤ワインになりやすい品種として説明されます。栽培が難しい品種としても語られます。
ただし、これは一般的な傾向の話です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「ピノ・ノワールだから必ず軽い」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。
区画と造り手で、
別の顔になる。
同じ村、同じ年でも、区画と造り手が違えば別のワインになります。木樽の使い方や熟成の長さも、造り手ごとに違います。
ラベルに書かれた村名・区画名・造り手の名前は、その違いをたどるための手がかりです。三つをセットで記録しておくと、あとから比べやすくなります。
ピノ・ノワール
ラベルを、もう一度見る
次の一杯で、注目すると面白いこと。
村の名前はどこまで書かれているか。区画名はあるか。造り手は誰か。同じピノ・ノワールでも、そこが違えば別のワインです。飲んだ感想と一緒にラベルの情報を残しておくと、次の一本を選ぶときに効いてきます。
ピノについて読む(UC Davis FPS) ↗