小さな区画に、名前がある。

ブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネの斜面に区画ごとに広がるぶどう畑写真:Pierre André / CC BY-SA 4.0(トリミング)
ぶどうを知る。 · GRAPE 04

代表産地 ブルゴーニュ

小さな区画に、
名前がある。

ピノ・ノワールという、ぶどうの話。

ブルゴーニュ、ヴォーヌ・ロマネ周辺のぶどう畑(2016年9月)。この品種の代表産地の風景で、記録した一本がこの畑で造られたことを示すものではありません。
GRAPE / PLACE / GLASS

畑が変われば、
名前も変わる。

区画の名前がそのままラベルになる、
そんな土地のぶどうです。
01どんな品種か

たくさんの品種の、
親でもある。

ピノは古くから知られる品種で、多くの品種の親にあたります。1999年にカリフォルニア大学デービス校が報告した研究では、ピノと「グーエ・ブラン」のあいだからシャルドネやガメイなど16の品種が生まれたことが示されました。

生まれた子の名前のほうが有名な場合もあります。ラベルでよく見かける品種をたどっていくと、この古い親に行きあたることがあります。

親子関係の研究を読む(UC Davis) ↗
旅のメモ

畑の名前を、
ひとつ覚えて帰ろう。

02代表的な産地

斜面のどこか、
という単位で。

代表的な産地として知られるのはフランス・ブルゴーニュです。表紙の写真は、その中心部にあるヴォーヌ・ロマネ周辺の畑を写したものです。

この土地では、斜面の小さな区画ごとに名前がつけられ、その名前がそのままラベルに載ります。同じ村でも区画が違えば別のワインとして扱われます。産地の表示がとても細かいのは、そのためです。

03味わいの傾向

繊細と言われる、
その理由。

ピノ・ノワールは果皮が薄い品種で、色が淡めの赤ワインになりやすい品種として説明されます。栽培が難しい品種としても語られます。

ただし、これは一般的な傾向の話です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「ピノ・ノワールだから必ず軽い」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。

04造りで変わるところ

区画と造り手で、
別の顔になる。

同じ村、同じ年でも、区画と造り手が違えば別のワインになります。木樽の使い方や熟成の長さも、造り手ごとに違います。

ラベルに書かれた村名・区画名・造り手の名前は、その違いをたどるための手がかりです。三つをセットで記録しておくと、あとから比べやすくなります。

05 / 次の一杯で

ピノ・ノワール

ラベルを、もう一度見る

次の一杯で、注目すると面白いこと。

16品種ピノとグーエ・ブランから生まれた子
1999年研究が報告された年

村の名前はどこまで書かれているか。区画名はあるか。造り手は誰か。同じピノ・ノワールでも、そこが違えば別のワインです。飲んだ感想と一緒にラベルの情報を残しておくと、次の一本を選ぶときに効いてきます。

ピノについて読む(UC Davis FPS) ↗
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