川に向かって、立ち上がる畑。

モーゼル川沿いの急斜面にひらかれたぶどう畑写真:Verita / CC BY-SA 3.0(トリミング)
ぶどうを知る。 · GRAPE 09

代表産地 モーゼル

川に向かって、
立ち上がる畑。

リースリングという、ぶどうの話。

ドイツ・モーゼル川沿いの著名な急斜面の畑「ベルンカステラー・ドクター」(2010年9月)。この品種の代表産地の風景で、記録した一本がこの畑で造られたことを示すものではありません。
GRAPE / PLACE / GLASS

あの地味な親が、
ここにも出てくる。

シャルドネと同じ親を持つ、
ドイツ生まれの白ぶどうです。
01どんな品種か

片方の親は、
あのグーエ・ブラン。

リースリングの親の片方は「ホイニッシュ・ヴァイス」です。VIVCにこの親子関係が遺伝マーカーで確認済みとして登録されており、もう片方の親は不明とされています。原産国はドイツ、果皮の色は白です。

ホイニッシュ・ヴァイスは、フランスで「グーエ・ブラン」と呼ばれてきた品種と同じものです。シャルドネやガメイの親でもある品種が、ここにも出てきます。

VIVCの品種データを見る(RIESLING WEISS) ↗
旅のメモ

同じ親から、
ずいぶん遠くまで。

02代表的な産地

日を受けるために、
斜面をのぼる。

代表的な産地として知られるのは、ドイツのモーゼル川沿いです。表紙の写真は、その一角にある著名な急斜面の畑を写したものです。

川沿いの急な斜面に畑をひらくのは、日当たりのためだと説明されます。ドイツのほか、フランスのアルザスやオーストラリアなどでも栽培されています。

03味わいの傾向

甘口とは
限らない。

リースリングは、酸のはっきりした白ワインになりやすい品種として説明されます。甘口のイメージを持たれることもありますが、辛口に仕上げられたものも多くあります。

これは品種の一般的な傾向の話です。「リースリングだから甘い」とは言えません。手元の一本が辛口か甘口かは、ラベルの表示を見るのがいちばん確実です。

04造りで変わるところ

収穫の時期で、
別物になる。

いつ収穫するか、どこまで発酵させるか。同じ畑のリースリングでも、その選択で辛口にも甘口にもなります。ドイツのラベルには、この違いを示す言葉が書かれていることがあります。

瓶熟成によって印象が変わる品種としても語られます。買った年と飲んだ年を記録しておくと、あとから見返したときの手がかりになります。

05 / 次の一杯で

リースリング

ラベルを、もう一度見る

次の一杯で、注目すると面白いこと。

?×ホイニッシュ片方の親は不明
ドイツVIVCの原産国

辛口か甘口か、ラベルに書かれているか。産地はドイツか、別の国か。収穫年はいつか。同じリースリングでも、そこが違えば印象は変わります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。

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