代表産地 ロワール サンセール
丘のふもとに、
畑が広がる。
ソーヴィニヨン・ブランという、ぶどうの話。
白ぶどうなのに、
赤の親になった。
後半は、この品種のものです。
あの黒ぶどうの、
親のひとつ。
ソーヴィニヨン・ブランは白ワイン用の品種ですが、赤ワイン用のカベルネ・ソーヴィニヨンの親のひとつでもあります。1997年、カリフォルニア大学デービス校の研究チームがDNA解析でこの親子関係を示しました。
白ぶどうが黒ぶどうの親だったこと。当時、これは驚きをもって受けとめられた結果でした。名前の後半が共通しているのは、偶然ではなかったわけです。
親子関係の研究を読む(UC Davis) ↗名前の由来をたどると、
別の一本にたどりつく。
ロワールの丘と、
その先の海。
代表的な産地として知られるのは、フランス・ロワール地方のサンセールやその周辺です。表紙の写真は、サンセールの丘とふもとの畑を写したものです。
ボルドーでも栽培されてきた品種で、今では世界各地に広がっています。同じ品種でも、冷涼な土地と温暖な土地では育ち方が変わります。産地の表示は、その違いを想像する手がかりです。
爽やかと言われる、
その言葉の先。
ソーヴィニヨン・ブランは、酸のはっきりした白ワインになりやすい品種として説明されることがよくあります。
ただし、これは一般的な傾向です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「この品種だから必ずこの香り」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。
タンクか樽か、
それだけでも。
ステンレスタンクで仕上げるか、木樽を使うか。収穫の時期を早めるか遅らせるか。同じ品種でも、造り方によって届く姿は変わります。
甘口に仕上げられることもあります。ラベルの「辛口/甘口」の表示や造り手の説明を見ておくと、開ける前の予想が立てやすくなります。
ソーヴィニヨン・ブラン
ラベルを、もう一度見る
次の一杯で、注目すると面白いこと。
産地はどこか。辛口か甘口か。樽の記載はあるか。同じソーヴィニヨン・ブランでも、そこが違えば印象は変わります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。
ソーヴィニヨン・ブランについて読む(UC Davis FPS) ↗