世界で5番目に、
広く植えられた品種。
スペインにあります。
スペイン生まれの、
ふたつの品種の子。
テンプラニーリョ(VIVCでの正式名はテンプラニーリョ・ティント)の親は、「アルビージョ・マヨール」と「ベネディクト」です。VIVCには、この組み合わせが遺伝マーカーで確認済みとして登録されています。原産国はスペイン、果皮の色は黒です。
ポルトガルの「ティンタ・ロリス」や「アラゴネス」、スペインの「センシベル」「ティント・フィノ」なども、同じ品種の別名として扱われています。土地ごとに、さまざまな名前で呼ばれてきた品種です。
VIVCの品種データを見る(TEMPRANILLO TINTO) ↗呼び名は土地ごとに、
ぶどうはひとつ。
栽培面積の88%が、
スペインに。
OIVが2017年にまとめた資料によると、テンプラニーリョは2015年に23万1千ヘクタールで栽培され、世界で5番目に広く栽培されている品種でした。17の国にあるとされるものの、その88%はスペインにあります。
代表的な産地として知られるのは、スペインのリオハです。表紙の写真は、その一角のリオハ・アラベサのぶどう畑を写したものです。
果実の風味と、
熟成の香り。
テンプラニーリョは、果実の風味と、木樽で熟成させたときの香りの両方が語られることの多い品種です。
ただし、これは品種の一般的な傾向です。産地も造りも収穫年も違えば、仕上がりは変わります。「テンプラニーリョだから必ず樽の香りがする」とは言えません。手元の一本については、ボトルの表示と造り手の説明を確かめるのが確実です。
熟成の長さを、
ラベルに書く国。
スペインのワインには、熟成の期間に応じて「クリアンサ」「レセルバ」「グラン・レセルバ」などと表示されるものがあります。同じ品種でも、どれだけ寝かせたかで印象は変わります。
OIVは、テンプラニーリョを芽吹きも熟すのも早い、生育期間の短い品種と説明しています。どの土地で育ったかも、ラベルで確かめておきたいところです。
テンプラニーリョ
ラベルを、もう一度見る
次の一杯で、注目すると面白いこと。
熟成の表示はあるか。産地はリオハか、スペインのほかの土地か、別の国か。ラベルの品種名は「テンプラニーリョ」か、別の呼び名か。同じ品種でも、そこが違えば印象は変わります。飲んだ感想を記録に残しておくと、次の一本を選ぶときの目印になります。
VIVCの品種データを見る ↗